【試作・評価】

製品を世に出す前の様々な試験を担当します。

評価装置の操作方法や結果の分析方法を知ると共に、どうすればその試験をクリアできるのかを考えます。材質を変えればよいのか、それともそもそもの形状を変えた方がいいのかなどを考察して、設計担当者に伝えます。また、逆に試験をクリアした場合は、設計者がどういったところに工夫をしているかなどを考え、時には設計者に話を聞くなどして、知識を増やしていきましょう。ここで手に入れた知識が、設計の土台となります。

【詳細設計】

簡易な筐体やユニットなどの設計を担当します。

ここからは実際に研修で学んだ知識やCADを使って、設計を担当します。先輩社員や担当者から必要な情報を取得し、形をイメージをしてから、設計していきましょう。最初は担当部位だけに意識が集中してしまうと思いますが、今後のキャリアを考え、それがどのように使われるのか、また最終的にどのような形になるのかなどをイメージする練習をしていきましょう。

【構想設計】

製品全体のレイアウトなどの設計を担当します。

企画から降りてきた仕様書をもとに、その製品のレイアウトを設計します。たくさんの機構や機能を持った製品になればなるほど難しく、想像力が必要となります。また、電子回路の設計者や組込みソフト開発の設計者とも協力する場面が出てきます。考えなければならないことがどんどん多くなってきますので、自分なりに整理して業務に取り組むようにしましょう。

【企画・仕様検討】

顧客と相談し、仕様書を作成します。

メーカーであれば自社の技術者と相談して検討・作成することが一般的ですが、商社やベンチャーなど特に技術者が在籍していない企業の場合は、仕様書作成段階から担当することも出てきます。まずは顧客のニーズをヒアリングし、コストや納期なども踏まえ、どのように実装するかを検討します。顧客の同意を得るための提案力やそれを裏付ける設計の実績が必要となります。